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EVENTS 2012.06.15

ハーマンミラーストアイベントのご案内


6月のイベント
『何に着目すべきか? VS nomazon ~本をめぐる繋がりの可能性~』

今社会は大きな組織によるシステマティックな背景をもった活動が時代を動かしていた時代から、規模は小さくても、こうありたいと願う、より実践的で、社会の現状認識に対するひそかなオルタナティブとしての側面をもった個々の活動の集まりが、社会をよりリアリティをもって動かしていく、そんな時代に突入(先祖帰り?)したのではないかと思います。

今回のハーマンミラーストアイベントでは、『何に着目すべきか?』『nomazon』という、そんな志を秘め活動を展開する2組のチームと共に、彼らが中心的に扱うメディアである本やグラフィックデザイン、スモールコミュニティのあり方を模索するような「対バン」ならぬ「対論」を、それぞれの活動のプレゼンテーションと共に行いたいと思っています。ウェブ時代における、よりリアルなメディアである本をめぐる状況は、いま新しい局面を迎えつつあります。リアル、バーチャルに関わらずコミュニティの質が問われている現在、本を中心にした「繋がり」や、スモールコミュニティによる「情報伝達」のあり方は、震災以降のいま求められる繋がりや、日本の社会状況ともどこかでリンクしているのではないでしょうか。
トークセッションでは、本やグラフィックデザインが繋ぐ、人と本、人と人と、人と知識、人と情報などの、私たちが考える、原初的でありながら、極めて現代的な「関係性」に着目し、その現状と未来像を楽しく模索します。

テキスト:加藤孝司(本トークイベント企画、「何に着目すべきか?」メンバー)

【何に着目すべきか?】
「毎日起きては繰り返すもの、平凡なこと、日常的なこと、明らかなこと、ありふれたこと、月並みなこと、並以下のこと、あたりのざわめき、慣れきったこと、それらをどう説明すればいいのだろう。どう問いかけ、どう記述すればいいのだろう。」(ジョルジュ・ペレック 「何に着目すべきか?」より)フランスの文学者で思想家であるジョルジュ・ペレックの言葉に導かれ、さまざまな思考のプラットフォームとして、デザイナー、編集者、ジャーナリストの4名によって組織される「何に着目すべきか?」。私たちがトークイベントや、出版、場のデザインを通じて行なおうとしているのは、アーティストと鑑賞者、教師と生徒、作者と読者、売り手と買い手、ホストとゲスト、それらの関係性に問いを投げかけ、再編成するための思考実験という名のエクササイズです。
http://sosososo.com/approches-de-quoi/

橋詰 宗 (デザイナー)
1978年広島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)コミュニケーションアート&デザイン修士課程修了。帰国後、アート、建築、ファッション等に関わるアートディレクション、ブックデザイン、ウェブデザイン等を手掛ける。また最近では「D♡Y」、「何に着目すべきか?」、「BOOKS HOP」、「@YOU MORE BOOK」といった実践としてのデザインの可能性を探るワークショップ的な活動も積極的に行う。
http://www.sosososo.com/

古賀 稔章 (編集者)
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程在籍。ルネサンス・初期近代のタイポグラフィを研究。2004~2009年 デザイン誌「アイデア」の編集者を務め、近年も「サンセリフ体の批評的展開」「カレル・マルテンスとその仕事」「ザック・カイズのアプローチ」などの記事を寄稿。編集した美術・デザイン書に『ハンス・ウルリッヒ・オブリストインタビュー Vol.1 (上)』(Walther König)、『オランダのデザイン (グラフィック編)』(共編著 PIE International)など。
http://and.jp.org/

木村 稔将 (デザイナー)
1978年茨城県生まれ。2006年オランダのWerkplaats Typografie(ArtEZ institute of the Arts グラフィックデザイン学科修士課程)を修了。デザイン事務所「schtucco」を経て、2010年よりエディトリアル・デザインを中心にフリーランスとして活動中。『ハンス・ウルリッヒ・オブリストインタビュー』(Walther König)、GCAS Report(学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻発行)の書籍デザインや、北川貴好『フロアランドスケープ 開き、つないで、閉じていく』(アサヒ・アートスクエア)、鹿島茂コレクション2「バルビエ×ラブルール」展(練馬美術館)等の展覧会のグラフィックデザインを担当。

加藤 孝司 (デザインジャーナリスト)
1965年東京生まれ。デザイン・建築・アートなどを横断的に執筆。「伝える」をキーワードにトークショーなども企画している。2011年より、デザイナー、編集者とともに「何に着目すべきか?」を共同主宰。本や批評、場にまつわる活動を展開する。その他の活動に「Hiroshima 2020 Design Charette」(2010年)、「東京クリテリウム・プロジェクト」(2011年~)など。
http://form-design.jugem.jp/

【nomazon】
nomazon(ノマゾン)は、Amazonのリストにはない本だけが集まった仮想ブックショップです。nomazonの目的は、世界中に星のように散らばる多様な本を、選び、分類し、見つけやすくすることです。ZINE、自費出版本、フリーペーパー、カタログ、スペシャル・エディション、電子書籍などオールジャンルから、nomazonメンバーとコントリビューターの協力によってセレクトしていきます。作り手、売り手、買い手、本に関わる全ての人たちにとって、本の多様な魅力を再発見できる場になることを願っています。
http://nomazon.net/

江口 宏志
1972年生まれ。表参道でブックショップとギャラリー「UTRECHT/NOWIDeA」を運営する。「THE TOKYO ART BOOK FAIR」共同ディレクター。また共同体験型イベント「D♡Y」や、最近では渋谷の総合施設Hikarie内にある会員制スペース「MOV」に併設されたショーケース「aiiima」のディレクションを手がけるなど、本を起点として、領域をまたいだ活動を行っている。
http://www.facebook.com/hirosis/

石崎 孝多
フリーペーパー専門店「only free paper」の創業者。現在は五感で書店を展開するプロジェクト「五感書店」や、本屋に泊まる、または本屋に朝まで滞在して、本だけでなく本屋という空間そのものを楽しむ企画「朝まで本屋さん!」などを主催。ノマドワーカーの為のブランド「SeREND」の立ち上げに参加、イベント&インスピレーション情報発信のプラットフォーム「ART AND MORE」ではキュレーターとして活動する。6月より株式会社caravina取締役。本を中心に様々なクリエイティブ活動を行っている。
http://onlyfreepaper.com/

飯田 将平 (グラフィックデザイナー)
ick inc.代表。大学在学中に立ち上げたフリーマガジン「NEWTRAL」では編集長を務めるなど、グラフィックデザイナー以外の領域をまたいだ活動を行う。
http://shoheiiida.com/
http://newtral.info/members/shoheiiida/

中西 孝之 (編集者、株式会社スクー取締役)
渋谷にある出版社兼書店「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」にてイベント企画・編集を務める。同社退職後は、フリーランスの編集者として活動。現在は、「WEB上に誕生した学校の新しいカタチ」schoo WEB-campusを運営する、株式会社スクーの設立に参画し、企画運営を行う。
http://schoo.jp/

【イベント詳細】
■ 日時: 2012年6月29日(金) 19:00 – 20:30 (開場18:30)
■ 場所: ハーマンミラーストア
東京都千代田区丸の内2-1-1
TEL: 03-3201-1840
■ 定員: 先着40名 (参加費無料・要予約)

【ご予約方法】
6月28日(木) までに、お名前と人数、当日の連絡先を明記のうえ、題名を「本をめぐる繋がりの可能性 セミナー参加希望」として、info_storetokyo@hermanmiller.com までご連絡頂けますようお願い致します。

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